中立な立場で最適な装置をご提案

自動車や鉄道は過酷な温度環境でも安全に運用ができないと人命にかかわるため、そこで用いられる電子部品にも-40℃~150℃で安定して長期に稼働することが求められいます。

そのため、最先端の自動車系エレクトロニクスやパワー(電源)系のデバイス開発現場では、高精度な測定器を用いて、正確な温度環境を作成・維持した上での測定が求められています。

当社では、熱設計ノウハウを駆使し、また、独立した一企業として中立な立場で最適な装置をご提案いたします。 測定治具、温調治具、環境試験装置、評価装置、信頼性試験装置など、ご相談ください。

熱抵抗を下げる3つのアプローチ

熱抵抗を下げるアプローチには下記の3つがあり、さらに、部品レベル、プリント基板レベル、装置レベルと複数の段階で考えることが異なります。要求される仕様について、最適な提案をいたします。

低熱抵抗化策 部品レベル プリント基板レベル 装置レベル
放熱面積の拡大 放熱面積の拡大 ヒートシンクの取り付け ヒートスプレッドパターンの設置 筐体表面積拡大
伝導による拡散 パッケージ材料や部品構造の改良
HP、TIM利用
配線パターンやサーマルビアへの伝導 筐体と部品の接触
TIMの利用
間接水冷機構
熱伝達率の向上 熱伝達率の増大 熱伝達率の大きい場所への配置(風上側)、部品の千鳥配置、乱流促進体の利用、衝突冷却・・・
風速の増大 部品局所冷却用ファンの設置
煙突効果の利用
風速の大きい場所への部品配置 流路を狭め風速を増大
通風口突入風速の利用
放射率の増大 部品表面の放射率向上(高放射材) 基板表面の放射率向上(高放射材) 筐体表面の放射率向上(高放射材)
周囲温度の低減 換気風量の増大   通風口の拡大
換気ファン容量増大
周囲からの断熱 風上に熱源の少ない場所、遮蔽板の設置、ダクトでの排熱分離
その他(特殊冷却) 冷凍機、蓄熱器、ペルチェ素子、液冷、蒸発冷却・・・
株式会社サーマルデザインラボ提供

装置開発事例

加圧治具

メンター・グラフィックスの動的熱特性評価装置「T3SterR」と
弊社デスクトップ温調器「PELNUS」を組み合わせて、熱抵抗値を高精度に測定できるシステムです。

デスクトップ温調機 PELNUSについて詳しくはこちら
T3Ster用温調加圧治具について詳しくはこちら
株式会社デンソー様に導入いただきました

装置開発の流れ

製品開発の流れ

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