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自動車関連エレクトロニクス分野における熱対策ニーズ

自動車関連エレクトロニクス分野では、車載部品の電子化によってECU・MPU・基板・材料における様々な製品で「熱問題」が発生し、熱対策の高度化が求められています。

  • -40℃~250℃のテストを迅速に精度よく実施したい。
      ・電子部品やセンサー、または、部品実装済み基板を温調したい
      ・温調しながら形状の変化を見たい
      ・自己発熱を吸収しながら温調したい
  • 恒温槽で苦労していることを、手軽にやりたい


自動車関連エレクトロニクス分野における従来の熱対策方法

熱対策の課題は急速に高度化していますが、多くの企業では、これまでと同様に大型チャンバー(恒温槽)やジェットエアーを使って試験環境を作り出しています。
このため、従来の試験環境では実現できなかったり、相当な課題(精度が出ない、長時間かかる、等々)が発生することがあります。

また、これまで後回しにされがちだった「熱設計」は、課題が高度化・複雑化している割にスペシャリストが不足しています。もはや片手間では片付かないボリュームと内容になっているのに、企業ではメカ設計者が兼務する場合も多く、本業の傍らで熱の問題に対峙しなければなりません。本当はやっておいた方がよい、やっておくべき評価でも、必須でないものには工数を割くことが難しいのが実情です。本来はそこからノウハウや高品質が生まれるのですが・・・

「早く」「手軽に」「正確に」測定を実現

開発者の視点から言えば、「早く」「手軽に」「正確に」測定したいはずです。
開発者の目的は評価の結果を得て正しく判断することです。評価設備を構築すること自体は目的ではありません。ここはプロに任せて、評価結果から得られるノウハウや品質の向上に貴重な時間をつぎ込んでください。

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当社は、「熱設計に長けた」エンジニアの集団です。
これまで、お客様の様々なご希望にお答えしてきたノウハウを武器に、最適な評価環境をご提供し続けてまいります。

  • サンプルの形状を確認しながら温調できますか?
    温調精度を維持したまま、サンプルに近いところに「窓」をレイアウトすることができます。顕微鏡やレーザー変位計などと組み合わせることもできます。
  • 対象物に電気を流しながら温調できますか?
    可能です。恒温槽カバーから配線を引き出すことができます。
  • 設定温度の到達時間はどの程度ですか?
    槽の大きさや温度帯により異なりますが、室温~最低(高)温度までは20~60分程度です。温度を刻んで上げ下げするような評価では、それぞれの安定までに必要な時間は数分程度です。
  • 導入にあたり、電気工事が必要ですか?
    100V電源で動作いたしますので、電気工事は不要です。
  • 移設できますか?
    持ち運び可能です。30kg以下(モデルにより20kg以下)のため、部署間移動も可能です。

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