流量を切り替えてTcの制御を効率的に
パッケージのTcまで温度を変動させるロングパワーサイクル試験※では、試験期間を短縮するために冷却水の流量切替が有効です。
※JEITA ED4701 試験方法603 パワーサイクル試験(ケースタイプ/長時間)
弊社バルブユニットは、パワーサイクル試験装置からのバルブ信号を受けて自動で冷却水流量を調整します。
あらかじめ、LOW(=加熱時の流量)とHIGH(=冷却時の流量)をハンドバルブでセットしておきます。
パワーサイクル試験装置のサイクル試験設定画面で、バルブ信号を有効にしておきます。
サイクル試験をスタートすると、加熱時/冷却時によって流量が自動で切り替わります。
流量の切り替わりに合わせて、LOWとHIGHのLED点灯が切り替わります。
SVU
様々なパワーサイクル試験のうち、Tcまで変化させるロングパワーサイクル試験では、効率よくTcの温度を変化させるために、加熱時に冷却水量を絞ることが有効です。バルブユニットをシステムに追加することで、このような冷却水量のコントロールが可能になります。
バルブユニット内部の配管はバイパスされており、チラーへの負荷が最小限となるよう配慮されています。この配管回路は元々PWTに組み込まれているものと同じ設計です。万が一バルブユニットやサンプルが詰まるようなトラブルが発生しても、弊社が設置したチラーであれば、バイパス回路によりチラーへ過度な負荷が掛かることはありません。
回路の設計はオリジナルと同じですが、配管の太さは25Aという規格により約8倍の流路面積を確保しています。
パワーサイクル試験装置で流量が不足する場合の対応にも利用できます。
上記お問い合わせフォームから、お問い合わせ製品製品(PWT用周辺機器)→流量切替バルブユニットを選択してください。